運行管理者試験の出題範囲・科目構成|5分野と配分8・4・5・6・7
運行管理者試験で「何が出るのか・どこに配点が偏るのか」が分かると、学習の組み立てが一気に楽になります。出題は5つの分野に分かれ、合計30問。分野ごとに問題数(配点)が決まっており、ここを押さえると時間配分も対策の優先順位も見えてきます。
この記事の信頼性について
| 執筆 | 運管マスター編集部(資格学習サイトの編集チーム) |
|---|---|
| 確認 | 公式情報確認担当(公開前に一次情報との照合を行う担当者) |
| 事実確認日 | 2026-06-23 |
| 主な参照元 |
1出題の全体像 — 30問・90分・四肢択一の5分野
運行管理者試験は、貨物・旅客とも次の形式で実施されます。
・問題数:30問
・試験時間:90分
・解答方式:四肢択一などの選択式(CBT方式)
この30問が5つの分野に振り分けられます。分野ごとの問題数(配分)は固定で、年度によって大きく変わるものではありません。まずは「全体で30問、5分野に分かれている」という枠組みを押さえてください。解答はCBT方式で、画面上で選択肢を選んで進めます。30問を90分で解くため、1問あたりの目安は約3分です。計算問題の多い実務分野に時間を残せるよう、知識問題は手早く判断する配分を意識すると安定します。配分の詳細は次の節で確認してください。
25分野と配分 — (1)8・(2)4・(3)5・(4)6・(5)7
各分野の問題数は次のとおりです。合計が30問になります。
| 分野 | 出題内容 | 問題数 |
|---|---|---|
| (1) | 貨物自動車運送事業法関係(貨物)/道路運送法関係(旅客) | 8問 |
| (2) | 道路運送車両法関係 | 4問 |
| (3) | 道路交通法関係 | 5問 |
| (4) | 労働基準法関係 | 6問 |
| (5) | 実務上の知識及び能力 | 7問 |
| 合計 | — | 30問 |
配分を覚えるときは「8・4・5・6・7」の順で押さえると整理しやすいです。最も多いのは(1)の8問、次いで(5)の7問。この2分野で30問中15問、つまり全体の半分を占めます。逆に最も少ないのは(2)道路運送車両法の4問です。問題数が少ない分野ほど1問の重みが大きく、足切り(各1問以上)に触れる危険も高まります。配分は合格基準とも直結するため、各分野の出題数を正確に覚えておくことが対策の土台になります。
3(1)の根拠法 — 貨物と旅客で違う、(2)〜(5)は共通
5分野のうち、貨物と旅客で内容が分かれるのは(1)だけです。受ける試験区分によって根拠となる法律が変わります。
・貨物試験の(1):貨物自動車運送事業法関係
・旅客試験の(1):道路運送法関係
トラックなど貨物運送の事業者を対象とするのが貨物自動車運送事業法、バス・タクシーなど旅客運送を対象とするのが道路運送法です。どちらの試験を受けるかで(1)の出題対象法が決まります。
一方、(2)道路運送車両法、(3)道路交通法、(4)労働基準法、(5)実務上の知識及び能力の4分野は、貨物・旅客で共通です。問題数も同じで、違いは(1)だけと考えてください。
4各分野で問われること — 概観
それぞれの分野で何が問われるかをざっと押さえておきます。深い内容は分野別の解説記事に譲り、ここでは輪郭だけ示します。
・(1) 事業法(貨物=貨物自動車運送事業法/旅客=道路運送法):事業の許可、運行管理者の選任・業務、点呼、運転者への指導監督など、事業運営の根幹を問う分野。配点が最大で、運行管理者の実務に直結します。事業法分野の解説記事で詳しく扱います。
・(2) 道路運送車両法:自動車の登録、検査(車検)、点検整備、保安基準など、車両に関する法律。問題数は4問と最少ですが、確実に取りたい分野です。車両法分野の解説記事を参照してください。
・(3) 道路交通法:速度、駐停車、信号・標識、運転者の遵守事項など、道路交通のルール。日常的に馴染みがある一方、細かい数値が問われます。交通法分野の解説記事で整理しています。
・(4) 労働基準法:労働時間、休憩・休日、賃金などの労働関係に加え、自動車運転者の拘束時間・休息期間を定める改善基準告示が問われます。改正の反映に注意が必要な分野です。労働基準分野の解説記事を参照してください。
・(5) 実務上の知識及び能力:他の4分野の知識を実際の運行管理の場面に当てはめて判断する応用分野。事故防止、点呼の実務、計算問題(運転時間・速度・距離など)が出ます。実務分野の解説記事で詳しく扱います。
各分野で使われる専門用語の意味は、用語解説のページで確認できます。
5配点から見た優先順位 — (1)と(5)が大きく、(5)は足切りに注意
配点を踏まえると、対策の優先順位が見えてきます。
まず量で効くのが(1)8問と(5)7問です。合わせて15問あり、ここを安定させると合格基準(30問中18問以上)に大きく近づきます。学習時間を配分するなら、この2分野を厚めにするのが合理的です。
ただし、(5)実務には独自の足切りがあります。
- 総得点18問以上に加えて分野ごとの最低正解数が必要で
- (1)〜(4)は各1問以上
- (5)だけは2問以上の正解が条件です
(5)は配点が大きいうえに足切りも厳しいため、捨て分野にはできません。
- 配点の大きい(1)・(5)を軸にしつつ
- (5)は「2問取れないと不合格」という意味でも最優先
- という考え方になります
詳しい合格条件は、合格基準の記事で確認してください。
6法改正の出題への反映 — 施行後6か月は新旧で割れる問題を出さない
出題範囲を考えるうえで、法改正の扱いも知っておくと安心です。
運行管理者試験センターは、法令等の改正があった場合、原則として施行後6か月間は、改正前と改正後で解答が異なる問題を出題しない方針を示しています。改正直後に新旧どちらの基準で答えるか迷う問題は、一定期間は出題対象から外れるということです。
ただしこれは「6か月たてば新基準で出る」という意味でもあります。改善基準告示の改正のように実務に直結する変更は、施行後しばらくすると新基準での出題が想定されます。最新の出題範囲・改正の反映状況は、当年度の公式案内を正本として確認してください。
7よくある質問
運行管理者試験は何分野から何問出ますか。
貨物と旅客で出題範囲は違いますか。
どの分野から勉強すればよいですか。
記事の基本情報
| ジャンル | 出題・形式 |
|---|---|
| タグ | 出題範囲 / 科目 / 配点 |
公式情報の確認
公式情報の確認:運行管理者試験の最新情報は、公益財団法人 運行管理者試験センター(公式)などの公式情報を必ず確認してください。本人に割り当てられた試験会場は受験票の表記が正本です。