運行管理者試験の数字まとめ|分野横断の暗記チェックシート

運行管理者試験は、距離・時間・期間・台数といった数字を入れ替えたひっかけが合否を分けます。直前期に必要なのは、解説の読み込みより数値の総ざらいです。この記事は、5分野+試験制度の頻出数字を一覧表にまとめた暗記チェックシートです。各数値の理由や背景はここでは深追いせず、分野別の解説記事にリンクします。まず数字だけを正確に頭に入れたい人のための早見表として使ってください。

この記事の信頼性について

執筆運管マスター編集部(資格学習サイトの編集チーム)
確認公式情報確認担当(公開前に一次情報との照合を行う担当者)
事実確認日2026-06-23
主な参照元

1この記事の使い方 — 早見表に徹する

掲載した数字は、運行管理者試験で繰り返し問われる頻出値です。各表は分野ごとに分け、表の下に「詳しくは◯◯の記事へ」とリンクを置いています。なぜその数値なのか、どんなひっかけで狙われるかを知りたいときは、各分野の解説記事を開いてください。

暗記のコツは、数字を単独でなく「単位・期間・対象とセット」で覚えることです。「284時間」ではなく「1か月284時間」、「5m」ではなく「交差点の端から5m」と、必ず何の数字かをくっつけて唱えると、選択肢のすり替えに気づけます。

2試験制度の数字 — 出題・合格・費用・合格後の手続き

まず試験そのものの数字です。出題構成と合格基準、費用は申込前から押さえておきます。

項目数値
出題数・時間・形式30問・90分・四肢択一
分野別の配分(1)8問・(2)4問・(3)5問・(4)6問・(5)7問
合格基準① 総得点30問中18問以上
合格基準② 各分野の最低正解(1)〜(4)各1問以上・(5)実務2問以上
受験手数料6,000円(非課税)
システム利用料新規660円・再受験860円(税込)
受験料の総額新規6,660円・再受験6,860円
試験結果レポート任意140円(税込)
実施回数・時期年2回(8月頃・3月頃)、各約1か月のCBT期間
受験資格試験日前日までに実務1年以上、または基礎講習修了

配分は「8・4・5・6・7」を順番ごと唱えて覚えます。合計30問です。合格は①18問以上と②各分野最低正解の両方が必要で、片方だけでは合格しません。第5分野(実務)だけは最低2問である点に注意してください。

  • 試験の出題範囲と配点の記事
  • 合格基準の記事
  • 受験料の記事を参照してください

合格してからの手続きにも期限と金額があります。

項目数値
資格者証の交付申請期限合格から3か月以内
交付申請の手数料(収入印紙)270円
申請先運輸支局等

「3か月以内」を過ぎると交付申請ができなくなるおそれがあるため、合格後は早めに動きます。詳しくは、合格後の手続きの記事を参照してください。

3第1分野・第2分野の数字 — 事業法と車両法

第1分野(貨物自動車運送事業法)は8問と配分が最大です。数字系では選任数の計算、記録の保存期間、届出の期限が頻出です。

項目数値
運行管理者の選任数29両まで1人、以降30両ごとに1人
選任数の計算式車両数÷30の整数部分+1人
選任・解任の届出(貨物)1週間以内
点呼・乗務等・運行記録計・運行指示書の記録保存1年
事故の記録保存3年

選任数は「30で割って切り捨て、1を足す」。29両は1人、30両ちょうどで2人に切り替わる境界が最頻出のひっかけです。100両なら100÷30=3余り→切り捨て3+1=4人です。届出は貨物が「1週間以内」で、旅客の「15日以内」と取り違えさせる作りに注意します。

保存期間は「記録系は原則1年・事故だけ3年」とまとめて覚えます。詳しくは、第1分野・事業法の記事を参照してください。

第2分野(道路運送車両法)は4問ですが、各分野1問以上の条件があるため落とせません。数字は車検証の有効期間と点検周期が中心です。

項目数値
事業用貨物(8t未満)の車検初回2年・以降1年
事業用貨物(8t以上)の車検初回1年・以降1年(毎年)
自家用乗用車の車検初回3年・以降2年
定期点検の周期3か月ごと・12か月ごと
日常点検1日1回、運行の開始前
定期点検整備記録簿の保存1年
移転登録・変更登録の申請15日以内

車検は「8tが境目、以上なら毎年」。8t未満の初回2年と、自家用乗用車の初回3年を混同しないことが要点です。定期点検記録簿の保存は1年で、これを「3年」とするのが定番のひっかけです。詳しくは、第2分野・車両法の記事を参照してください。

4第3分野・道交法の数字 — 速度・距離・基準値

第3分野(道路交通法)は5問。距離(m)と速度(km/h)の入れ替えが集中する分野です。表で縦に並べて覚えるのが効きます。

最高速度(標識の指定がない場合の法定速度)は次のとおりです。

道路・車両最高速度
一般道路の自動車60km/h
高速の本線車道・普通乗用車など100km/h
高速の本線車道・大型貨物自動車等(車両総重量8t以上等)90km/h(令和6年4月から。改正前80km/h)
高速の本線車道・けん引(トレーラ)80km/h(引き上げの対象外)

停車禁止・駐車禁止の距離は次のとおりです。

区分・場所禁止される範囲
駐停車禁止:交差点の端・横断歩道の前後5m以内
駐停車禁止:踏切の前後・安全地帯の前後・バス停10m以内(バス停は運行時間中に限る)
駐車禁止:駐車場などの出入口3m以内
駐車禁止:道路工事の区域・消防関係5m以内
駐車禁止:火災報知機1m以内
駐車の方法:車両右側の余地3.5m以上が必要

その他の頻出数値です。

項目数値
酒気帯び運転の基準呼気1リットルにつき0.15mg以上

「90と80」(大型貨物とけん引)、「5mと10m」(交差点と踏切)、「3mと5m」(出入口と工事・消防)の使い分けが狙われます。けん引は90km/hの対象外で80km/hのままという点が頻出です。詳しくは、第3分野・道交法の記事を参照してください。

5第4分野・労基/改善基準の数字 — 得点の核

第4分野(労働基準法関係)は6問。労働基準法の基本数値と、改善基準告示(令和6年4月適用・トラック)の数値暗記が得点源です。

労働基準法の基本数値です。

項目数値
法定労働時間1日8時間・1週40時間
休憩6時間超で45分以上、8時間超で1時間以上
休日毎週1回または4週で4日以上
割増賃金(時間外・深夜)2割5分以上
割増賃金(休日)3割5分以上
割増賃金(月60時間超の時間外)5割以上
年次有給休暇6か月継続勤務・8割以上出勤で10日付与
解雇予告30日前まで(または30日分以上の平均賃金)
就業規則の作成義務常時10人以上を使用する場合

改善基準告示(トラック・令和6年4月適用)の数値です。ここが暗記の核です。

項目数値
1日の拘束時間原則13時間以内/最大15時間(14時間超は週2回まで目安)
1か月の拘束時間原則284時間以内(協定で年6か月まで310時間)
1年の拘束時間原則3,300時間以内(協定での延長時3,400時間以内)
休息期間継続11時間以上が基本(努力義務)/下限は継続9時間
連続運転時間4時間以内(中断は概ね連続10分以上で合計30分以上)
運転時間2日平均で1日9時間以内/2週平均で1週44時間以内

拘束時間は「日13/15・月284/310・年3,300/3,400」を、日→月→年の順に大きくなる流れで覚えます。休息期間は「いい休息(11)、無理でも苦は無し(9)」のように語呂を当てると下限9時間を忘れにくくなります。最大のひっかけは「14時間超は週2回」を「月2回」とすり替える作りです。期間が「週」である点をセットで覚えてください。

詳しくは、第4分野・労基法と改善基準告示の記事を参照してください。

6第5分野・実務の数字 — 検知器・記録計・適性診断

第5分野(実務上の知識・能力)は7問で最多です。他分野の知識を運行管理の場面に当てはめる応用分野で、事例問題が多くを占めます。ただし数値で正誤が決まるテーマも混じり、ここを確実に取れるかが安定の鍵になります。合格には2問以上の正解が必要な足切り分野でもあるため、暗記で取れる数値は落とせません。次の表で、数値の入れ替えで狙われやすい項目を押さえてください。

項目数値
アルコール検知器営業所ごとに備え、常時有効に保持
点呼記録の保存1年
運行記録計(タコグラフ)の装着義務車両総重量7t以上または最大積載量4t以上
初任診断新たに雇い入れた運転者(乗務前)
適齢診断65歳以上(65歳到達後1年以内、その後3年ごと)
特定診断一定の事故を起こした運転者など

適性診断は「初任・適齢・特定は義務、一般は任意」の対比が問われます。運行記録計の「7t・4t」と、適齢診断の「65歳」は数値の入れ替えで狙われます。点呼記録の保存1年を「3年」とするのも定番です。アルコール検知器は営業所ごとに備え、常時有効に保持する点が頻出です。「営業所ごと」を「車両ごと」とすり替える選択肢に注意してください。詳しくは、第5分野・実務の記事を参照してください。

7直前チェック — 取り違えやすい数字の対比

最後に、似た数字で混同しやすいものを並べます。試験の選択肢は、正しい数値のすぐ隣にある紛らわしい数値を当ててくる作りが多いためです。たとえば「1週間以内」と「15日以内」、「交差点5m」と「踏切10m」のように、知っていても一瞬で誤答に誘われる組み合わせが狙われます。時間がない直前期は、新しい数値を覚えるより、ここで挙げる対比を見直すほうが効果が高いです。ここだけでも直前に繰り返し確認してください。

混同しやすい組み合わせ正しい区別
選任数の境界29両まで1人・30両で2人
届出期限(貨物の選任解任)1週間以内(15日ではない)
記録の保存原則1年・事故記録だけ3年
車検(事業用貨物)8t未満は初回2年・8t以上は毎年1年
高速の速度大型貨物90km/h・けん引80km/h
駐停車禁止の距離交差点5m・踏切10m
駐車禁止の距離出入口3m・工事や消防5m
1か月の拘束時間原則284時間・協定で310時間
休息期間基本11時間・下限9時間

これらは、いずれも知識があっても数字の取り違えで失点しやすい論点です。正しい数値を「単位・期間・対象」とセットで唱え直すと、すり替えに気づけます。表の左右を隠して言えるか自己テストすると定着が早まります。

8よくある質問

直前期はどの数字から覚えればよいですか。
配分の大きい第4分野(労基/改善基準)と第5分野(実務)の数値を優先してください。特に改善基準告示の「日13/15・月284/310・年3,300/3,400・休息11/9・連続運転4時間・中断10分/計30分・運転2日平均9時間/2週44時間」は、覚えれば確実に得点でき、ひっかけも見抜けます。次に道交法の距離(5m・10m・3m)と速度(60・90・80・100)を表で縦に覚えると効率的です。
数字は単独で覚えてよいですか。
よくありません。選択肢は数字だけを入れ替えて作られるため、「284時間」ではなく「1か月284時間」、「5m」ではなく「交差点の端から5m」と、単位・期間・対象とセットで覚えてください。期間(週か月か年か)の取り違えが最も狙われます。
この記事の数値は最新ですか。
改善基準告示は令和6年4月適用、高速の大型貨物90km/hも令和6年4月からの数値で統一しています。ただし日程・料金・合格率などの変動情報は改定されることがあるため、申込前に当年度の公式案内を正本として確認してください。各数値の根拠は分野別記事と出典に記載しています。

記事の基本情報

ジャンル復習・苦手克服
タグ暗記 / 数字 / まとめ

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公式情報の確認:運行管理者試験の最新情報は、公益財団法人 運行管理者試験センター(公式)などの公式情報を必ず確認してください。本人に割り当てられた試験会場は受験票の表記が正本です。