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20092年 · 労働基準法関係

運行管理者試験 過去問 20092年 第20問(労働基準法関係)

賃金・労働契約に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

問題

賃金・労働契約に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

選択肢

  1. (1) 使用者は、労働者が出産、疾病、災害その他厚生労働省令で定める非常の場合の費用に充てるために請求する場合においては、支払期日前であっても、当該労働者に1ヵ月分の平均賃金を支払わなければならない。
  2. (2) 使用者の責に帰すべき事由による休業の場合においては、使用者は、休業期間中当該労働者に、その平均賃金の100分の60以上の手当を支払わなければならない。
  3. (3) 労働契約の締結に際し、使用者から明示された労働条件が事実と相違する場合においては、労働者は、即時に労働契約を解除することができる。
  4. (4) 使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。この場合において、賃金及び労働時間に関する事項その他の厚生労働省令で定める事項については、厚生労働省令で定める方法により明示しなければならない。

正答

正答は (1) です。

解説

1.非常時払では、既往の労働に対する賃金を支払う必要がある。1ヵ月分の平均賃金を支払う制度ではないため誤りである。2.休業手当は平均賃金の100分の60以上である。3.明示された労働条件が事実と相違する場合、労働者は即時に契約を解除できる。4.労働契約締結時の労働条件明示義務に関する記述として正しい。

正解の理由

非常時払では、既往の労働に対する賃金を支払う必要がある。1ヵ月分の平均賃金を支払う制度ではないため誤りである。

(1) 使用者は、労働者が出産、疾病、災害その他厚生労働省令で定める非常の場合の費用に充てるために請求する場合においては、支払期日前であっても、当該労働者に1ヵ月分の平均賃金を支払わなければならない。

他の選択肢

  • (2) 使用者の責に帰すべき事由による休業の場合においては、使用者は、休業期間中当該労働者に、その平均賃金の100分の60以上の手当を支払わなければならない。

    休業手当は平均賃金の100分の60以上である。 選択肢(2)「使用者の責に帰すべき事由による休業の場合においては、使用者は、休業期間中当該労働者に、その平均賃金の100分の60以上の手当を支払わなければなら…」は本問の正答(1)とは異なるため不適です。

  • (3) 労働契約の締結に際し、使用者から明示された労働条件が事実と相違する場合においては、労働者は、即時に労働契約を解除することができる。

    「労働契約の締結に際し、使用者から明示された労働条件が事実と相違する場合においては、労働者は、即時に労働契約を解除することができる。」は、一見もっともらしく見える場合がありますが、正答(1)「使用者は、労働者が出産、疾病、災害その他厚生労働省令で定める非常の場合の費用に充てるために請求する場合において…」と比べると、学習・制度・実務の観点で「最も問題がある」記述ではありません。

    「最も適切でない」形式では、正しそうな肢が複数あることがあります。各肢の主語・客体・数字・期限・手続の順序が設問条件と合うかを確認し、最も不適切な一つだけを選びます。

  • (4) 使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。この場合において、賃金及び労働時間に関する事項その他の厚生労働省令で定める事項については、厚生労働省令で定める方法により明示しなければならない。

    (4)「使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。この場合において、賃金及び労働時間に関する事項その他の厚生…」は、単独の記述としては法令上妥当な場合がありますが、本問で選ぶべき正答は(1)「使用者は、労働者が出産、疾病、災害その他厚生労働省令で定める非常の場合の費用に充てるために請求する場合においては、支払期日前であっても、当該労働者に1ヵ月分の平…」です。問題文の条件(賃金・労働契約に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…)と照らし、設問が問う論点に合う肢を選び直してください。

学習のヒント

この問題で間違えた場合は、設問文の求め方(「正しいもの」「誤っているもの」「最も適切でないもの」)を最初に線引きしてください。正答・誤答それぞれについて、用語の定義と制度の前提を用語解説で確認し、復習リストや実践演習・一問一答と組み合わせて、同分野の過去問を解き直すと定着しやすくなります。

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