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平成28年度 第1回 · 実務上の知識及び能力

運行管理者試験 過去問 平成28年度 第1回 第28問(実務上の知識及び能力)

問題

事業用自動車の運転者の健康管理及び就業における判断・対処に関する次の記述のうち、適切なものには「適」を、適切でないものには「不適」を記入しなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。

選択肢

  1. (1) 事業者は、運転者の自動車の運転に支障を及ぼすおそれがある脳血管疾患及び心疾患等に係る外見上の前兆や自覚症状等を確認し、総合的に判断して必要と認められる場合には、運転者に医師の診断等を受診させ所見に応じた精密検査を受けさせてその結果を常に把握するとともに、医師から結果に基づく運転者の乗務に係る意見を聴取する。
  2. (2) 運転者は、営業所に帰庫する途中に体調が悪くなり、このままでは運行の継続ができないと判断し、近くの場所に安全に駐車して運行管理者に連絡をした。運行管理者は運転者に対し、しばらくその場所にて休憩を取り、営業所にも近いことから、自らの判断で運行を再開するよう指示した。
  3. (3) 漫然運転や居眠り運転の原因の一つとして、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と呼ばれている病気がある。この病気は、狭心症や心筋梗塞などの合併症を引き起こすおそれはないが、安全運転を続けていくためには早期の治療が不可欠であることから、事業者は、運転者に対し SAS の症状などについて理解させるよう指導する必要がある。
  4. (4) 健康へのリスクの少ない節度ある適度な飲酒の目安としては、純アルコール20グラム(「以下1単位」という。)と言われている。その1単位(アルコール5%のビールの場合約500ミリリットル)のアルコールを処理するための必要な時間の目安は、概ね4時間とされているので、事業者は、これらを参考に個人差を考慮して、社内教育の中で酒気帯び運転防止の観点から酒類の飲み方等についても指導を行っている。

正答

正答は (適-1,4;不適-2,3) です。

解説

各記述の解説

  • (1)

    適。脳血管疾患や心疾患等の前兆・自覚症状を確認し、必要に応じ医師の診断や精密検査、医師意見を踏まえることは適切である。

  • (2)

    不適。体調不良で運行継続困難となった場合、運行再開可否を運転者本人の判断だけに委ねるのは不適切である。

  • (3)

    不適。睡眠時無呼吸症候群は、狭心症や心筋梗塞等の合併症リスクとも関係する。合併症のおそれはないとする記述は誤りである。

  • (4)

    適。アルコール1単位の処理時間の目安や個人差を踏まえて、酒気帯び運転防止の指導を行うことは適切である。

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