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運行管理者試験 過去問 20181年 第25問(実務上の知識及び能力)
一般貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導・監督に関する次の記述のうち、適切なものをすべて選びなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
問題
一般貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導・監督に関する次の記述のうち、適切なものをすべて選びなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。
選択肢
- (1) 飲酒は、速度感覚の麻痺、視力の低下、反応時間の遅れ、眠気が生じるなど自動車の運転に極めて深刻な影響を及ぼす。個人差はあるものの、体内に入ったビール500ミリリットル(アルコール5%)が分解処理されるのに概ね2時間が目安とされていることから、乗務前日の飲酒・酒量については、運転に影響のないよう十分気をつけることを運転者に指導している。
- (2) 他の自動車に追従して走行するときは、常に 「 秒 」 の意識をもって自車の速度と制動距離(ブレーキが効きはじめてから止まるまでに走った距離)に留意し、前車への追突の危険が発生した場合でも安全に停止できるよう、制動距離と同程度の車間距離を保って運転するよう指導している。
- (3) 平成28年中の事業用貨物自動車が第1当事者となった人身事故の類型別発生状況をみると、「 追突 」 が全体の約半分を占めており、最多となっている。この事実を踏まえ、運転者に対しては日頃より、適正な車間距離の確保や前方への注意を怠らないことを指導している。
- (4) 平成28年における交通事故統計によれば、人口10万人当たり死者数については、65歳以上の高齢者層は全年齢層の約2倍となっており、高齢者が事故により死亡するリスクが特に高いので、運行する際に、歩道や路肩に高齢歩行者を発見したときは、その動静に注意をはらって、運転を行うよう運転者に指導している。
正答
正答は (3,4) です。
解説
正解の理由
1.ビール500ミリリットル(アルコール5%)の分解処理には、一般に概ね4時間程度を要する目安とされる。「2時間」は短く不適切である。2.追突防止には空走距離と制動距離を含む停止距離を考慮した車間距離が必要であり、制動距離と同程度では足りない。3.事業用貨物自動車の事故類型では追突が多く、適正な車間距離確保や前方注意の指導は適切である。4.高齢者は交通事故により死亡するリスクが高く、歩道・路肩の高齢歩行者の動静に注意する指導は適切である。
(3,4) 平成28年中の事業用貨物自動車が第1当事者となった人身事故の類型別発生状況をみると、「 追突 」 が全体の約半分を占めており、最多となっている。この事実を踏まえ、運転者に対しては日頃より、適正な車間距離の確保や前方への注意を怠らないことを指導している。
他の選択肢
(1) 飲酒は、速度感覚の麻痺、視力の低下、反応時間の遅れ、眠気が生じるなど自動車の運転に極めて深刻な影響を及ぼす。個人差はあるものの、体内に入ったビール500ミリリットル(アルコール5%)が分解処理されるのに概ね2時間が目安とされていることから、乗務前日の飲酒・酒量については、運転に影響のないよう十分気をつけることを運転者に指導している。
この肢は「飲酒は、速度感覚の麻痺、視力の低下、反応時間の遅れ、眠気が生じるなど自動車の運転に極めて深刻な影響を及ぼす。個人差はあるものの、体内に入ったビール500ミリリットル(アルコール5%)が分解処理されるのに概ね2時間が目安とされていることから、乗務前日の飲酒・酒量については、運転に影響のないよう十分気をつけることを運転者に指導している。」と述べていますが、実務上の知識及び能力の基準では正しい記述ではありません。
正答(3,4)「平成28年中の事業用貨物自動車が第1当事者となった人身事故の類型別発生状況をみると、「 追突 」 が全体の約半…」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「飲酒は、速度感覚の麻痺、視力の低下、反応時間の遅れ、眠気が生じるなど自動車の運…」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(2) 他の自動車に追従して走行するときは、常に 「 秒 」 の意識をもって自車の速度と制動距離(ブレーキが効きはじめてから止まるまでに走った距離)に留意し、前車への追突の危険が発生した場合でも安全に停止できるよう、制動距離と同程度の車間距離を保って運転するよう指導している。
この肢は「他の自動車に追従して走行するときは、常に 「 秒 」 の意識をもって自車の速度と制動距離(ブレーキが効きはじめてから止まるまでに走った距離)に留意し、前車への追突の危険が発生した場合でも安全に停止できるよう、制動距離と同程度の車間距離を保って運転するよう指導している。」と述べていますが、実務上の知識及び能力の基準では正しい記述ではありません。
正答(3,4)「平成28年中の事業用貨物自動車が第1当事者となった人身事故の類型別発生状況をみると、「 追突 」 が全体の約半…」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「他の自動車に追従して走行するときは、常に 「 秒 」 の意識をもって自車の速度…」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(3) 平成28年中の事業用貨物自動車が第1当事者となった人身事故の類型別発生状況をみると、「 追突 」 が全体の約半分を占めており、最多となっている。この事実を踏まえ、運転者に対しては日頃より、適正な車間距離の確保や前方への注意を怠らないことを指導している。
この肢は「平成28年中の事業用貨物自動車が第1当事者となった人身事故の類型別発生状況をみると、「 追突 」 が全体の約半分を占めており、最多となっている。この事実を踏まえ、運転者に対しては日頃より、適正な車間距離の確保や前方への注意を怠らないことを指導している。」と述べていますが、実務上の知識及び能力の基準では正しい記述ではありません。
正答(3,4)「平成28年中の事業用貨物自動車が第1当事者となった人身事故の類型別発生状況をみると、「 追突 」 が全体の約半…」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「平成28年中の事業用貨物自動車が第1当事者となった人身事故の類型別発生状況をみ…」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。(4) 平成28年における交通事故統計によれば、人口10万人当たり死者数については、65歳以上の高齢者層は全年齢層の約2倍となっており、高齢者が事故により死亡するリスクが特に高いので、運行する際に、歩道や路肩に高齢歩行者を発見したときは、その動静に注意をはらって、運転を行うよう運転者に指導している。
この肢は「平成28年における交通事故統計によれば、人口10万人当たり死者数については、65歳以上の高齢者層は全年齢層の約2倍となっており、高齢者が事故により死亡するリスクが特に高いので、運行する際に、歩道や路肩に高齢歩行者を発見したときは、その動静に注意をはらって、運転を行うよう運転者に指導している。」と述べていますが、実務上の知識及び能力の基準では正しい記述ではありません。
正答(3,4)「平成28年中の事業用貨物自動車が第1当事者となった人身事故の類型別発生状況をみると、「 追突 」 が全体の約半…」は、制度・手続・学習法のいずれかの観点で適切な内容です。
正答の論点と照らすと、この肢は「平成28年における交通事故統計によれば、人口10万人当たり死者数については、6…」という断定のどこかが設問の前提と矛盾します。主語・客体・数字・期限・「毎年/常に/不要」などの限定語をチェックしてください。
学習のヒント
この問題で間違えた場合は、設問文の求め方(「正しいもの」「誤っているもの」「最も適切でないもの」)を最初に線引きしてください。正答・誤答それぞれについて、用語の定義と制度の前提を用語解説で確認し、復習リストや実践演習・一問一答と組み合わせて、同分野の過去問を解き直すと定着しやすくなります。
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